Because I’m worth it.
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正直に告白しましょう。
Because I’m worth it.
これは、私が事あるごとに自分に語りかけている言葉です。
そう、この言葉は化粧品会社ロレアルパリの広告用キャッチコピー。1970年代、当時の女性解放運動の流れを背景に「女性自身が自分の価値を決める」というメッセージを打ち出し、世界中に“女性の自立と自己肯定”の風潮を広めたと言われています。テレビコマーシャルで耳にした記憶がある方も多いのではないでしょうか。
Because I’m worth it.
〜私にはその価値があるから〜
初めてこのフレーズを聞いたとき、少し傲慢にさえ感じました。けれど今では、なんと気高く、自信に満ちた言葉なのだろうと、うっとりと感じるほどです。
価値。そもそも私の価値とは何か。
そんな少し哲学的で抽象的な疑問を、私はずっと抱いていました。結局、「私の価値はこれです」という明確な答えは、今も見つからないままです。
けれど分かったことは、私は“これです”と定義できるものを探していたのではない、ということ。もしかすると私は、二つの異なる意味を「価値」という一つの言葉で表現しようとしていたのかもしれません。
ひとつは「強み、特性、特技、人に貢献できること」としての価値。
これは常に他人との比較や外からの評価を基準にした価値です。
もうひとつは、誰に左右されることもなく、生まれながらに備わっている価値。
足したり引いたりできない、ただそこにある価値です。
そして不思議なことに、それは他者からではなく、自分自身が認めて初めて意味を持つのだと思います。
「自分には価値がないから、もっと〜しなくては」
「自分の価値を高めるために、〜しよう」
かつて私はそんなふうに考え、焦燥感に駆られていました。
今のままでは駄目なのではないかと。
でも、私が“価値=強みや特技、他人に示せるもの”だけだと捉えていたからこそ、そんな呪縛に縛られていたのだと気づいたのです。
この呪縛から解き放たれたとき、初めて私は本当の意味で毎日を楽しめるようになったように感じています。
もう何をどうこうしなくても、すでに私の価値はここにあったのだと。
以来、誰かと比べて落ち込む時間が減り、目の前の小さなことを味わえるようになりました。
Because I’m worth it.
改めて私は今、この言葉を“自分を丁寧に扱うための静かな宣言”のように捉えています。
“私には価値がある”というより、“私が私を大切に扱うことを認める”という感覚に近いのかもしれません。
特別な理由がなくても、自分が心地よくいることを許すためのお守りのようなもの。
もしかすると、ここまで読んでくださったあなたも、すでに心のどこかで同じように感じているのではないでしょうか。
誰かに認められなくても、それらしい立派な理由がなくても。
あなたが自分を大切に思うことに、根拠はいらないのです。
Because you’re worth it.
あなたがあなたを大切に扱うことこそ、何よりも美しいあり方だと、私は信じています。
今日はなんだか、ブランド公式ブログには少し不向きな内容になってしまったかもしれませんね。
けれど、ブランドディレクターとして嘘偽りなく、THE MELLOWの商品に込めてお届けしたい想いでもあります。
つらつらと個人的な見解を語らせていただきましたが、ここまでお付き合いくださったことに心より感謝いたします。