『開封の儀』から読み解く、文化の違い〜包む静けさと、破る喜び〜

『開封の儀』から読み解く、文化の違い〜包む静けさと、破る喜び〜

こんにちは。

10月も半ばを過ぎ、木々の緑もいよいよ衣替えを始めている今日この頃。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。


本日は、当ブランドのコンセプト「人生を彩る柔らかな贈り物」にちなんで、

“贈り物”というテーマを少し掘り下げてみたいと思います。


突然ですが、皆さまは欧米の映画やドラマでプレゼントを開けるシーンをご覧になったことはありますか?

クリスマスの朝、リボンを解く間もなく包みを豪快に破るあの瞬間。

幼い頃の私はいつも不思議でした。

「どうしてあんなに綺麗に包まれているのに、ビリビリにしてしまうのだろう」と。


けれど大人になった今、その光景の奥に“文化”や“感性”の違いが

映し出されていることに気づきます。


包む美学、日本。

日本では多くの人が、包装紙をそっと持ち上げ、テープを慎重にはがし、

できるだけ破らないように開けるのではないでしょうか。

ときには「もったいないから」と、その紙を丁寧に畳んで取っておく人も。


贈り物を開く所作さえも美しくあろうとする姿勢は、

まさに“静けさの美学”。

風呂敷の文化にも通じる、相手を思う日本人の心が息づいています。

布一枚に想いを包み、手渡す。

その所作そのものが贈り物の一部であり、

受け取る人にとっては「ほどく」という静かな時間を味わう体験です。


破る歓び、欧米。

一方、欧米では「開封の儀」はまるで祝祭のよう。

クリスマスの朝、床一面に舞う包装紙。

それは、歓びが形を持ったような瞬間です。


大人もまた同じように、誕生日や記念日のプレゼントを豪快に開けます。

それは“早く見たい”という素直な高鳴りの表れ。

欧米では、丁寧さよりもその瞬間にあふれる感情を分かち合うことこそが、

最高の礼儀なのかもしれません。

 

異なる形の、同じ愛。

日本は「静けさの美学」、欧米は「歓びの爆発」。

正反対のようでいて、どちらも根底にあるのは

“あなたを思う心”。


日本は思いを包み込み、

欧米は思いを解き放つ。

静かにほどく指先も、勢いよく破る手の動きも、

そのすべては、贈る相手への愛情が形を変えた結果なのです。


THE MELLOWが大切にしていること。

私たちが大切にしたいのは、まさにその「あなたを思う心」です。


包みをほどくときの静かなドキドキと、

開けた瞬間にあふれる笑顔。

どちらも尊く、どちらも美しい。


贈り物とは、モノを渡すことではなく、心を届けること。

開封の瞬間は、その心が姿を現す小さな舞台のようです。


贈り物を手渡すその日、

その包みを開ける瞬間の表情を、そっと思い描いてみてください。

静かに微笑む顔も、思わず声を上げる笑顔も。


贈る人にとっても、受け取る人にとっても、

それはきっと——

人生をやさしく彩る一幕 になると私は信じています。

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